日本の法律は、歴史的に弱者保護を重視しています。
現代では、オーナーと入居者の関係は契約上対等と考えられていますが、かつてはオーナーはお金持ち、入居者は経済的な弱者であり、保護が必要という考えのもとに借地借家法という法律は成り立っており、オーナーが入居者を一方的に追い出すことができないように、入居者の居住の権利は強く保護されてきました。
賃貸中の居抜き物件は、入居者自らの意思で退去するか、立退き料などの条件で合意しない限り、新しいオーナーも自ら利用することができません。その為、居抜き物件の評価は投資利回りを重視して行います。
投資利回りを計算する場合は、更新料などの付随条件ではなく毎月の家賃を基礎にして計算することが一般的なので、投資利回りを下げないためには毎月の家賃を値下げしないことが大切です。
契約更新のタイミングで値下げを求められた場合は、更新料を値下げしてもかまいませんが、毎月の賃料の値下げは極力避けるようにしましょう。
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美容系のサロンは居抜きも多いです。
女性たちがよく利用する、ヘアーサロンやネイルサロン、エステティックサロンなどは、新たに開業しようとする場合、居抜き物件を探すほうがお得だといわれることも多いようです。美容系のサロンは、高価な機器や特殊な椅子やベットなどを揃えなければならないため、最初からこういった設備や家具がついている居抜き物件であれば、初期投資をかなり削減することが出来ます。しかしそれも中古品の状態によりけりなので、そのまま使えるものかどうかは自分の目で確認することが必須です。
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